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成功がこれで決まる① オリジナルフードパッケージのつくり方

成功がこれで決まる① オリジナルフードパッケージのつくり方

私が提案する、居抜き店舗を活用してお店をオープンするやり方は二つある。ひとつはオリジナルフードパッケージをつくる方法。もうひとつは、ライセンスフードパッケージまたはFCパッケージでオープンするやり方だ。ここではまず、オリジナルフードパッケージのつくり方について簡単に説明しておこう。

飲食店をオープンしたいと思っている人には、こんなお店をやりたい、あんなお店をオープンしてみたいといった、それぞれの希望の業種業態があるはずだ。飲食店ビジネスに大きな夢を懸けようとしているのだから、かなり具体的な青写真を描いている人も少なくないのではないかと思う。

そういう開店希望者のいろいろな要望をできるだけ取り入れながら、そこに立地特性や地域のニーズを加味して店舗力のあるお店に仕立てる。それが、オリジナルフードパツケージである。

こんなお店をやりたいと希望を持つことは大切だ。自分の夢を実現できるとなれば、意欲もパワーも湧いてくる。精一杯努力しようという気力がなければ、飲食店ビジネスで成功することはできない。

しかし、ビジネスは甘くはない。自分の思い描いた夢の通りに実現できるのなら、だれも苦労はしない。飲食店ビジネスの成功は、この夢と現実とのギャツプをいかに埋めることができるかにかかっているのである。

まず、やりたい業種業態があるといっても、問題はその業種業態が出店する立地特性に合っているかどうかだ。というより、 一般に素人の人は業種については考えても、業態発想がどうしても弱い。

業種業態については別項で詳しく説明してあるが、飲食店というのは業種だけで成り立つものではない。業種よりも大切なのが業態、つまり売り方である。お客様にとって大事なのは、何を食べるかよりもいくらで食べるかだ。そして、その予算は客層やその時の利用動機によって変わってくる。

したがって、確実に成功するお店をつくるには、その立地にどんな客層のどんな利用動機がたくさんあるのか、まずそこを徹底的に調べてターゲットを確定することが不可欠になる。

そのうえで、ターゲットとする客層と利用動機にもっとも受け入れられやすいメニューと価格、サービススタイル、内装などを検討する。そして、競合する他店の傾向をも勘案して、自店のコンセプトを固めていく。つまり業態を決定する。

こうして、あなたなりのオリジナルフードパッケージが出来上がるのである。

著者紹介:宇井 義行
コロンブスのたまご 創業者・オーナー

学業のかたわら、18歳から飲食店で働きながら実践的な飲食業を学び、23~25歳で6店舗の飲食店経営を手掛け、超繁盛化。赤字店の1ヶ月での黒字化など奇跡を起こし注目を集める。 26歳の時、実践的な「飲食コンサルタント」として独立。個性的な店、地域一番店を目指し、情熱ある現場直接指導に力を注ぎ、 全国の飲食店3000店舗以上を指導。指導歴日本一のフードコンサルタントとして数多くの難問を解決。不振店を繁盛店へと生まれ変わらせる手腕は業界屈指のリーダーとして国内外で高く評価されている。