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飲食店スタッフの募集と就業規則の作り方(テンプレート付き)

飲食店スタッフの募集と就業規則の作り方(テンプレート付き)

スタッフの募集は、オープン準備の中でも重要な仕事のひとつである。前にも言ったが、飲食業は「人」で成り立つビジネスだ。そして、実際にお客様と接するのはスタッフである。つまり、お客様を満足させられるかどうかは、スタッフの働きぶりで決まるということだ。とすれば、オープン前にスタッフを集め、きちんと仕事ができるように教育・訓練しておかなければならない。

したがって、スタッフ募集は早めにしておく必要がある。オープン直前になってから店頭に貼り紙をしても遅いのだ。パート・アルバイトだから、ある程度こなしてくれればいいという経営者がいるが、それは違う。お客様にとっては、パートも何もない。接客した人がお店の代表なのである。

募集方法には求人誌や地域のミニコミ誌などに掲載する方法、店頭の貼り紙、スーパーや駅の掲示板、などがある。もちろん、どの方法が最も効果的かなどということは言えない。求人というのは偶然の要素が非常に大きい。そのことも頭に入れて募集しなければならない。

しかし、いくら偶然に左右されるからといつて、来てくれた人ならだれでもいいといった姿勢ではダメだ。そういう経営者に限って、人材がどうのとグチをこぼすものだが、人材云々をいう資格がないといっていいだろう。人を一雇う以上は、どういう人にスタツフになってもらいたいのか、どうでつ入なら認められるのかということを、あらかじめ明確にしておく必要がある。そういう基準がなければ、面接で客観的に評価することはできない。

小さなお店の場合、調理師を一雇うケースは少ないが、もし一屋うのであれば、そのキャリアだけでなく、自店の規模やメニュー内容に合う仕事をしてきた人かどうかが大事なポイントになる。料理人は腕がよければいいというものではない。とくにポピュラープライスのお店の場合、自店の業態に合わない高級メニューが得意でも意味がないのだ。

また、小さなお店は正社員よりもパート・アルバイトを一雇うことが多いが、未成年者や主婦の場合は、家族の了解を取りつけることを忘れてはいけない。家族の承諾なしに一雇ったりすると、つまらないトラブルに巻き込まれることがある。

なお、小さなお店でも人を一雇う以上は、きっちりとした就業規則をつくつておくべきである。就業規則が必要なのは、複数の人間が働く場では、 一定のルールが不可欠だからだ。また、スタッフとしても、ルールが決まっていたほうが働きやすい。

就業規則には、すべきこととしてはいけないことを箇条書きにして、なぜその遵守が必要なのかをわかりやすく明記しておくことだ。

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著者紹介:宇井 義行
コロンブスのたまご 創業者・オーナー

学業のかたわら、18歳から飲食店で働きながら実践的な飲食業を学び、23~25歳で6店舗の飲食店経営を手掛け、超繁盛化。赤字店の1ヶ月での黒字化など奇跡を起こし注目を集める。 26歳の時、実践的な「飲食コンサルタント」として独立。個性的な店、地域一番店を目指し、情熱ある現場直接指導に力を注ぎ、 全国の飲食店3000店舗以上を指導。指導歴日本一のフードコンサルタントとして数多くの難問を解決。不振店を繁盛店へと生まれ変わらせる手腕は業界屈指のリーダーとして国内外で高く評価されている。